ビッグモーターの事例から読み解くエンプロイアビリティ
ビッグモーターの不正が話題になっていますね。
多くの店舗で修理の際、故意に車を傷つけ、
保険金を不正に請求していたようです。
この保険金の不正請求は5年以上前から全国の修理工場で行われていたそうです。
1つの工場だけでなく、
全国の工場が同じ手口で不正をしていたことは、連携があったことを意味します。
内部告発によって、社会が許されない方向から改善されるというのは良いことですし、
不正を許さない時代になってきていると感じます。
一方で、現場の社員たちは5年以上も不正に巻き込まれていたという事実もあります。
誰もが不正を行いたいと思って仕事をしているわけではないはずです。
会社や上司の言いなり、従順に働くことは
私たちの考えるエンプロイアビリティの正反対にあります。
エンプロイアビリティとは
会社依存で働く社員ではなくて、
「自ら仕事をつくりだせる自立した職業人」のこと。
ひとつの会社や働き方に固執せずに
どこでも、誰とでも働ける人達です。
ビッグモーターに限りませんが
「こんな会社では働けない」
まともな感覚の持ち主は、どんどん辞めていき、
不正行為を行う人たち
(他では働けないと思い込んでいる
⇒エンプロイアビリティに自信が持てない)
が残ってしまうのかもしれません。
健全な会社を築くためには、
個人ひとり1人のエンプロイアビリティ
「どこでも働けるマインドとスキル」
を高めることが必要だと思います。