45歳定年制

45歳定年制

先日、サントリーの新浪社長が
経済同友会で、
「45歳定年制にして会社に頼らない仕組みが必要」
という趣旨の発言をされて話題になりました。

ロスジェネ世代
 ~ 30代半ばから40代半ば位まで。

この世代はバブルの恩恵に浴せず、気づいたら社会が不景気で、
大学を出るころには就職氷河期。
すべてが後回しにされてきた。
ワクチンも上の年代から順で、
30代までの若年者優先があると、
この世代が最後になってしまう。

そして
「45歳定年制」の発言。

「これはロスジェネに重要なポストを与えないための口実ではないか!?」
憤りは本当に理解できます。

しかしながら、
考え方を変えることによって
「自立できること」を知り、
「道は開けます」

私は43歳で独立しましたが
独立の準備をしたのはほとんどゼロ。
しかしながら
コンサルティング法人に8年在職して
お客様と直接接していたこと。
そして、かなりの人脈形成があったからこそ可能でした。

多くの人にとって
いきなり独立というのは想定外だと思いますが、
既にひとつの会社で
変わらず雇用され続ける時代ではなくなっています。

そこで
まず意識したいのは
自分が個人事業主だったとして
今の仕事を今の勤めてる会社から業務委託されるかどうか?

そして
今の仕事の内容で、社員としてではなく
個人事業主として会社と契約するなら、
今もらっている給料(賞与も含めて)を業務委託料として
請求できるか考えてみましょう。

その延長が独立フリーランスにつながっていくと思います。

例えば、
営業のお仕事をされている人であれば、営業の仕事を。
品質管理の仕事をされている人であれば、品質管理の仕事を。
中小企業などで
まだ同業務が不十分な会社に対して売り込んで
そして
その仕事を複数の会社と委託契約して行うことなどが考えられます。
指導役になれれば更に可能性が広がり、委託料も上げられます。

もちろん、
独立フリーランスなんて考えられなくても・・・

(実際に不安定な世界ですのでお勧めしません
  ~ 充実感はいっぱいですが)

そのプロ意識がエンプロイアビリティを高める筈です。

●45歳定年制に憤る人に知ってほしい働き方の現実
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